九州に生まれて育ったのですが、鹿児島の知林ヶ島を全く知りませんでした。
鹿児島県は、この面白い島をもっと全国的にコマーシャルするべきではないでしょうか?
知林ヶ島は一日のうち、数時間だけ道が現れて島へ歩いて渡れるんです。
すごいと思いませんか?
仕事の関係で九州を離れて30年。
定年で帰ってきました。
せっかく九州に帰ってきたのだから、これからは九州を旅行しようと決めて、旅先に選んだのが鹿児島です。
九州新幹線が開通し、博多から鹿児島まで2時間くらいで行けます。
知林ヶ島は旅行のパンフレットで知りました。
まるで、天童よしみの珍島物語みたい!
ここへ行ってみたいと興味が湧きました。
知林ヶ島から帰れないときは?
島に渡る道が現れるのは一日のうちの数時間。
潮が満ちてくると道がなくなります。
海が割れて現れる道は「砂州」と呼ばれています。
メチャ、面白そう!
もう、ワクワクして知林ヶ島を目指しました。
知林ヶ島の砂州
砂州が現れて、島へ歩いて渡れる時間を確認してから、知林ヶ島へ行ってください。
帰る時間は重要です。
海の潮が満ちてくると、砂州がなくなります。
管理をしているおじさんがいましたが、帰る時間が遅くなり砂州がなくなったら自己責任で海上タクシーを呼んでくださいと、説明を受けました。
島は意外と大きいので、島を散策しているとうっかり時間オーバーになり、砂州がなくなって帰れなくなる人がいるんだそうです。
そのときは有料で海上タクシーを呼びます。
けっこう、いるらしですよ、帰れなくなった人。
初めにそんな説明があるので、私たちは帰る時間ばかり気になって、島のまわりを歩いてみる気分にはなれませんでした。
砂州は距離がけっこうあって、歩くと20分くらいかかります。
田良岬から知林ヶ島までの砂州の長さは800mだそうです。
砂の上を歩くのって、けっこう疲れます。
歩きにくいんですね。
でも、両側が海で、歩ける道幅は狭く、なんだか楽しかったです。
ここは、海の底になるんだと思うと、砂さえ珍しく感じました。
途中で貝が付着した大きな岩が転がっていました。
あったのはこれだけ。
海の底はきれいでした。
知林ヶ島ですごせる時間は?
島には知林ヶ島のガイドさんがいて、帰る時間が書かれた立て看板がありました。
歩く時間を考えて帰らないと、途中で海が両側から波が押し寄せてきたら怖いでしょうね。
ワクワクどころじゃなくなります。
流れも速いらしいです。
早めに島に渡って、余裕をもって帰りたいですね。
島には、大きな溶岩の塊がゴロゴロしていました。
溶岩が流れるときに石を巻き込んだらしくて、岩の中に石が入っているんです。
階段を上っていくと島を一周できるそうです。
2時間くらいかかるそうで、帰る時間を守らないと海上タクシーを呼ばなければならなくなります。
知林ヶ島ガイドさんが、島を散策しようとしているおばさんグループに、「タクシー代、高いよ。」と言っていました。
島の右の方に島内へ上る階段がありました。
約2.5kmの遊歩道や展望台があるそうです。
私たちは体力に自信がないので、遊歩道は歩いていません。
島の入り口だけで満足です。
帰りに道がなくなり、海の水に濡れながらあわてて歩くなんて、最悪でしょう。
島に歩いて渡れるのは3月から10月までです。
知林ヶ島の干潮時間をしっかり確認してから、旅行の計画を立ててくださいね。
まとめ
知林ヶ島って、夢があるでしょう?
ワクワクしました。
縁結びの島だそうです。
開聞岳も近いです。
指宿の砂風呂に入って、知林ヶ島の散策をしてみませんか?
海の底を歩く体験はなかなかできませんよ。