胆管癌で手術はできないって言われた…余命?抗がん剤は効かないらしい…

胆管癌 手術できない 余命 闘病

夫を亡くしてから、10ヵ月が過ぎようとしています。
未だに、夫がいないことが信じられません。
もう、二度と会えないなんて・・・私は初めて「悲嘆」という言葉の意味を知りました。

同じガン患者でも、手術が成功して家族とともに喜ぶ人たちがいます。
しかし、私たちは初めから絶望という真っ暗な穴の中に滑り落ちました。

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胆管癌で手術はできないって言われた…余命?

年末、それも明日から病院が年末年始の休暇に入るという日が、私たちの初診の日でした。

初診 いきなりのがん告知

日赤病院で「胆管がん」を宣告されて、手術はできませんといわれたときの衝撃は大きかったです。
診てくださった肝臓内科の先生が「抗がん剤がありますが、これが効かないんですよね。」とおっしゃいました。

今でも、忘れられません。
事実、胆管がんに効く抗がん剤は開発されていないようです。
肝臓がんやすい臓がんのための抗がん剤が、胆管がんにも使われているとか、ネットの情報で知りました。

平尾誠二さんや川島なお美さんが胆管がんでしたよね。
痩せられた晩年の姿が浮かびます。

のちに、外科の先生からも抗がん剤の治療についてお話がありましたが、夫とも相談して、抗がん剤はお断りしました。

① 初めから抗がん剤はやらないと決めた人
② とりあえずやってみて、副作用がつらいからと止める人
③ ずっと、やる人

この3パターンがあるようです。
効かない抗がん剤で貴重な時間を苦しんで過ごすなら、元気でいられる時間を楽しもうと思いました。

お断りしたときに、外科の先生は「私も賛成です。」みたいなことを小さな声でおっしゃいました。
やっぱり、抗がん剤は効かないんだ・・・と改めて思いました。

2019年1月2日の日記から

残りの時間を大切に生きる。
パパのために、全力を尽くす。
(私は夫をパパと呼んでいます。)

私の孤独地獄はあとから考えたらいい。
みんな通っていく道なんだね。
わからなかった。
幸せな時間は永遠に続くと勘違いしていた。

パパには感謝しかない。
私を世界一幸せにしてくれたから、絶対に恩返しをする。

2019年1月3日の日記から

人生とは生まれてきて、死ぬことなんだってようやくわかった。

パパのように、人に愛される人を知らない。
パパに会えてよかった。

子供たちの迷惑にならないように、私はしっかりと自分の人生を全うしなければならない。
できる限り、子どもたちを助けていきたい。

まとめ

お正月の準備をしていたのに、いきなりのがん告知。
混乱する頭の中で、これからどうしたら良いのか、不安や絶望を感じるばかりでした。
夫がいなくなるなんて、私には信じられなかったけれど・・・

とにかく、自分の心を落ち着かせるために日記を書きました。
人は日々、物事を忘れていくものです。
きっと、こんな絶望的な状況も、時間が経つとおぼろげになっていくのではと思い、できる限り記録を残そうと思いました。

 

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