ステント手術の費用・リスク・予後・入院日数・時間…夫の場合は

ステント 手術 費用 闘病

がん告知から、年末年始の休みを経て、やっとステント手術をしていただきました。
本当は年内に手術をして欲しかったのですが、がん告知日がお正月休みに入る前日で、運が悪かったです。

肝臓内科の先生が、すぐにでも手術ができるようにと働きかけてくださいましたが、外科からはスタッフが集まらないといわれてしまいました。

結局、ステント手術ができないので、お正月は家で迎えることになりました。

容体が急変した場合のことなど、肝臓内科の先生からは少し話を聞かされていました。
なので、手術がすぐにできなくなり、私の中で焦りはありました。

でも、お正月でもあり、子どもたちが次々に来てくれたので、それはそれでよかったです。

スポンサーリンク

ステント手術の費用・リスク・予後・入院日数・時間

結局、1年10ヵ月の闘病期間中、ステント手術を7回ほど受けました。
4ヵ月に1回ですね。

人口のもの(ステント)を体内に入れるので、どうしてもステントが詰まるそうです。
詰まったら黄疸になり、命が危うくなります。
ステントが命綱でした。

ステント手術の費用・リスク・予後・入院日数・時間など、夫の場合についてお話します。
費用は保険が利くので2~3日の入院費を含めて、6万円程でした。
手術時間は30分くらい。

初めてのステント手術は予後も良く、すぐに家に帰ることができました。

ステント手術

胆管がんの患者は、ガン細胞に押しつぶされて胆汁が通らなくなった胆管にステントと呼ばれる管を通し、胆汁が通る道を確保する処置をしてもらいます。
このステントのおかげで胆汁が腸へ流れるようになり、食事ができるようになります。

ステントを胆管に通す処置は苦しいらしく、処置後、主人は麻酔でボーッとしていました。
ひどかった黄疸も少しずつ良くなり、主人は元気になりました。

全く食欲がなかったのですが、ステントの処置後は普通にご飯が食べられるようになりました。
外科の先生に命を助けていただいたと思っています。

直接のがん治療ではありませんが、ステントがないと生きていられません。
現代医療はありがたいです。

ただし、このステントは3~4ヵ月に1回、交換しなければなりません。
放っておくと胆管炎になり、命を落とします。

「熱が出たら、夜中でもすぐに来てください」と、主治医の外科の先生からは何度も言われました。
そして、交換が終わるとすぐに退院できます。

1月5日の日記から

昨日は次男が泊ってくれた。ありがたかったね。
管を通す処置(ステント手術)が半分しかできなくて、パパが本当にがっかりしていた。
家に帰るつもりだったから。
1月7日の月曜日にもう一度、処置をしてもらう予定。
苦しかったはず。
また同じことをやるなんて、あんまりかわいそうで。
しかし、なんとか管が通れば道が拓ける。
助けてください。
子供たちが心配してくれている。
ありがとう。
家族は本当に支えになってくれる。
家族だけが共有する悲しみと苦しみ。
これは他人にわかってもらえるものではない。
あたりまえ。
だから、家族で支え合う。

1月6日の日記から

今日は日曜日。
明日、管を通す処置(ステント手術)をやってもらえる。
どうぞ、うまく管が通りますように。
2月の連休に、長女がまた来てくれるって。
時間がないかもしれないから、おいでと言っておいた。
毎日号泣だ。
自転車をこぎながら、思い切り泣いている。
胸がつぶれそうになる。
全力でパパを守るから。
明日は、早めに病院へ行って、午前中一緒にいよう。
午後から、処置。
これがうまくいかないと、パパはダメになる。
大丈夫だって、パパは力強く言ってくれたけど、本当に心配で心がつぶれそう。
世界で一番大事な人だから、私の命に代えても助けたい。
神さま仏さま。
夫を助けてください。
黄疸がひどくなっていたけれど、言えなかった。
本人は気づいていないかもしれないから。
明日の処置がうまくいけば、黄疸は良くなるって先生がおっしゃっていた。
がんばれ、パパ。
外科の先生、お願いします。
パパを助けてください。
処置がうまくいって黄疸が治まったら、次男が教えてくれた横浜のクリニックへ行く。
だから、明日は絶対にうまくいって欲しい。
お願いします。
次男が薦めてくれた、「ソマチッドと714Xの真実」の本を買って読む。
横浜の美しヶ丘にあるクリニックらしい。

1月8日の日記から

今日、パパを迎えに日赤にいく。
外科の先生に命を救ってもらった。
これからの時間はものすごく貴重なものだから、しっかりと生きよう。
すべての力でパパのために尽くす。
子供たちも支えてくれているし。
頑張って、次男が教えてくれた横浜のクリニックへ行こう。
やれることをやってみる。
手術も抗がん剤もなくて、あんまりだ。
せめて、免疫を上げてがんの進行をノロノロにしたい。
元気なうちに、苦しくない時に、二人で幸せな時間をたくさん作る。
パパができるだけ苦しくないように、できるだけのことをする。
ラインで子供たちにパパの笑顔の写真を送ったら、みんなの応援メッセージが届いた。

まとめ

ステント手術をして、外科の先生に命を救っていただきました。
現代医療はすごいです。

処置はとても苦しかったらしいのですが、夫は頑張ってくれました。
本来、2本入れるステントが1本しか入らなかったのは残念でしたが、外科の先生からは「1本でも胆汁は流れるし、大丈夫です」と言われました。

 

タイトルとURLをコピーしました