私はイカの刺身とか寿司が好きで、回転寿司に行ったらイカばかり食べていた時期もありました。
だから、呼子のイカはあこがれで、一度は有名は「河太郎」でイカ料理を食べたいと思っていました。
福岡から呼子はそんなに遠くないので、呼子へは数回行きました。
初めて行ったときは、海に面した道にはイカの一夜干しを作る機械がクルクル回って、さすがイカの町だなぁと思ったものです。
それが2回目、3回目になると、一夜干しを作る機械が止まったまま動いていません。
呼子のイカが不漁だといわれて、ずいぶん経ちます。
中国の漁船がごっそり持って行くといわれていましたが、今は東シナ海でふ化したイカが
日本列島南岸沿いの黒潮に乗り、宮城県沖などに流れたとみられています。
私が子供の頃から呼子はイカの名産地。
それが、時代の流れと共に、呼子からイカが消えているようです。
透明なイカの刺身に喜び、観光船で七ツ釜に行ったことは貴重な思い出です。
七ツ釜の観光遊覧船
佐賀には面白い観光スポットがたくさんあります。
そのひとつが七ツ釜。
「イカ丸」という七ツ釜の遊覧船で、七ツ釜を海の上から見学できます。
七ツ釜は島ではないので、車で行って地上からでも見られますが、七ツ釜の洞窟の中まで見られる遊覧船はおもしろいです。
呼子の遊覧船には2種類あります。
ジーラ号とイカ丸です。
ジーラ号は海中がのぞける船で沖へ出て、鷹島まで行って海の中を見学します。
これは船が揺れない晴天の日に行きたいですね。
イカ丸で七ツ釜を見学
今回私たちが乗ったのは、七ツ釜を見学するイカ丸です。
所要時間は約40分でした。
湾を出てから、直線で行けるところまで来ると、かなりスピードを上げて海の上をビュンビュン走ります。
船の船長さんがガイドもやってくれました。
なかなかトークが達者な方で、船に乗っていて退屈しません。
イカ丸は高速船なので、船長さんが「これからスピードを上げます。」と言われてから、一気にスピードアップします。
なので、あっという間に七ツ釜に到着です。
船長さんが前面の入り口を開けてくれたので、デッキに上がれました。
そのまま、ゆっくりと七ツ釜のまわりをまわりながら、説明をしてくれます。
天気が良くて波が穏やかだと、洞くつに入れます。
風が強いと波が荒いので、洞くつに入れないそうです。
私たちは運よく、洞くつの中に入れました。
午後からは波が高くなる予報が出ていたので、午後から行ったら洞くつに入れないで帰ることになったようです。
船長さんが、お客さんたちはラッキーですよ、とおっしゃっていました。
これは、洞くつの天井です。
岩を逆さまに写したわけではありません。
七ツ釜の岩はすごかったです。
柱状の玄武岩が積層した断崖ですね。
七ツ釜をくるりと見学してから、帰路につきました。
穏やかな海を走る高速船は快適で、帰りはあっという間に呼子の港へ着きました。
たぶん、製氷のための建物だと思われますが、イカの絵の建物が見えると呼子だなぁと感じます。
呼子のおみやげ イカの干し物
今もイカの干し物は作られているのでしょうか。
イカが足りなくて困っているらしいから。
以前は、海辺では円形の回転台にイカがたくさんつるされていて、クルクルと回転しながらイカを干していました。
お土産に買いましたが、おいしかったです。
暖流に乗って宮城県沖までイカが行っているとか。
宮城県沖ではイカが大漁だそうです。
呼子の港にはイカ釣り船がたくさん停泊していました。
福岡のスーパーでも、めったにイカを見かけなくなりました。
温暖化で地球規模の変化が起こっているのでしょうか。
呼子にイカが戻ってくることを祈りたいですね。
呼子にはイカを食べさせてくれる料理屋さんがたくさんありますから。
イカが取れないと商売ができません。
イカがないので、イカ料理を食べに来たお客さんがガッカリして帰られることがあるようです。
このまま不漁が続くと、大変なことになりますよね。
七ツ釜の遊覧船とイカ料理はセットみたいなものですから。
まとめ
孫が遊びに来ると、呼子へ連れて行っていました。
イカだけではなく、海鮮丼もおいしかったので、また遊覧船に乗せに連れていきたいですね。
ジーラ号は、船の中から海中が見えるので、小さな子どもが喜びますよ。
少し大きくなったら、今度は孫も七ツ釜へ連れて行ってあげたいです。