夏目漱石の坊ちゃんは子どもの頃に読みました。
舞台は道後温泉。
ずっと、道後温泉に行ってみたいと思っていました。
しかし、九州から四国はちょっと行きづらいです。
車で行くと時間がかかります。
なので、松山空港まで飛行機を利用するという、ちょっと贅沢をしてみました。
道後温泉は風情がありました。
道後温泉の本館には予約が取れなくて、近くの温泉旅館に宿泊してから道後温泉の本館で入浴し、道後温泉気分を味わいましたよ。
道後温泉の本館は、日が暮れるとまるで千と千尋の神隠しの世界になり、とても幻想的でした。
道後温泉は千と千尋の神隠しの世界!
千と千尋の神隠しの映画を観たのはずいぶん前ですが、当時すごく話題になりました。
もちろん、観に行きました。
2001年に公開だから、もう20年もたってしまったんですね。
娘も「千と千尋の神隠し」が大好きで2回も観たと言っていました。
私は神木隆之介さんのファンですが、なんと!
神木隆之介さんが湯婆婆(ゆばーば)の息子で赤い腹掛けをした巨大な赤ちゃん役で出演しているではありませんか。
知らなかった。
ずいぶん以前から、芸能界で働いていたんですね。
湯婆婆(ゆばーば)は夏木マリさん。
なんだか、イメージがピッタリ。
その他、菅原文太さんや沢口靖子さん、安田顕さん、大泉洋さんと、そうそうたるメンバーが声優さんとして出演されていました。
20年も前の映画で、なつかしいです。
道後温泉の本館を裏から見ると、まさに「千と千尋の神隠し」のようです。
暗くなると灯がともり、まさに八百万の神々が客として集う「油屋」という名の湯屋のイメージそっくりになります。
日帰りで温泉を楽しむコツ
道後温泉の入浴は日帰りで利用できます。
私たちはちょっと離れた温泉宿に泊まりましたので、明るいうちに道後温泉本館の温泉に入りに行きました。
まだ明るいうちから、道後温泉の入り口は人がいっぱい。
私も並んで入場券を買おうとしましたが、なんと湯屋の2階で休憩ができるコースはすでに売り切れ。
入れるのは地下にある、神の湯のみでした。
とりあえず入りたかったので、一番安いコースで入湯です。
こんなことなら、朝から来るんだった・・・
でも、朝から来ると夕方の風情が楽しめません。
やっぱり、宿泊できなかったのがネックでしたね。
それでも、一番安い入場券でお風呂場へ!
昔から営業されている「銭湯」ですね。
おばあさんがけっこうおられて、にぎわっていました。
人が多くて落ち着かず、ゆっくりとした温泉気分は味わえませんでした。
おまけに、風呂桶をもって移動しているときに、タイルの床で滑りそうになり、危なかったです。
もしかして、ヌルヌルは掃除が行き届いてない?
大混雑のお風呂場から、サッサと退散しました。
一番安いお風呂代でしたからね。
泊っている温泉旅館に帰ってゆっくりと温泉に入り、道後温泉を堪能しましたよ。
宿泊するか、早めの時間に行って、ちょっとお高いコースの入場券を購入するかしないと、道後温泉本館は楽しめません。
できれば、どうぞ宿泊して「千と千尋の神隠し」の気分を味わってくださいね。
道後温泉の料金
道後温泉の温度は約42度です。
泉質はアルカリ単純温泉で、疲労回復や神経痛、関節痛、筋肉痛などに効くといわれています。
しかし、公衆浴場でこんなに込んでいるお風呂は初めてです。
道後温泉は日本最古の温泉といわれていて、有名ですから。
道後温泉の本館は明治27年以建てられています。
千と千尋の神隠し風の、木造三層楼(さんそうろう)の建物です。
「神の湯」と「霊たまの湯」の二つの浴場があります。
料金は入浴コースで変わります。
私たちが利用した時の料金はこちら
霊の湯2階個室:1,260円
神の湯2階席:840円
神の湯階下:410円
それに、又新殿観覧コースがありました。
皇室用で、観覧のみ260円です。
入れません。
あと、貸しタオル付きだったり、お茶が付いていたりします。
貸しタオルは30円、バスタオルは200円、石けんは60円でした。
近くには市営駐車場が2ヵ所あります。
タオルを持ってなくても、ふらりと来て入れる温泉です。
道後温泉は硫黄のニオイも特に感じず、あっさりした印象でした。
まとめ
道後温泉は、一度は行ってみたいと思っていた温泉でした。
風情がありますからね。
近くには松山城や正岡子規の記念館、坂の上の雲ミュージアムなどがあり、見どころ満載です。
千と千尋の神隠しの雰囲気を味わいに、出かけてみてください。